子宮体癌検診は痛いの？
ここでは、「子宮体癌検診は痛いのか」
についてお話します。
子宮体癌の検診のうちの１つである
病理検査は子宮内膜の細胞を
一部取りますので、受ける方によっては
痛みや出血を伴う場合があります。
では、検査の痛みとはどれくらい痛く、
いつ出現するのでしょうか？
そこで、今回は子宮体癌の検診は
どのくらい痛いのかについてまとめました。
痛みのある病理検査の種類
病理検査では細胞診を行いそこで
異常があった場合は組織診を行います。
この２種類で痛みが伴うことがあります。
細胞診では２ミリ未満の軟らかい棒状の
器具を挿入し、子宮内膜の細胞の
一部をこすって採取します。
そこまで痛くはありませんが、
開きづらい方は痛むことがありますので、
事前に子宮口を開く
処置を行う場合があります。
その後行う組織診は、広範囲の子宮内膜を
観察しますので、子宮内膜の
４カ所をこすって細胞を取ります。
細胞診と比べて痛みや
出血が強い場合があります。
しかし中には
「全く痛みがなかった」
という方もいますので、
痛みの感じ方はやはり個人差があります。
それぞれ検査自体は
１０分程度で終わります。
検診の痛みについて
検診の痛みが発生するタイミングは
個人差があります。
しかし、だいたいの方は主に子宮に
器具を挿入したときや子宮内膜の
細胞をこすり取ったとき、
検査後数分から１時間が多いです。
痛みが長い人では２，３日
続くことがあります。
痛みの感覚はは何かが切れるような
痛みから重い生理痛のような鈍痛まで、
ぴりぴりきりきりするような
痛みなど様々です。
中には１回目は痛かったのに
２回目は痛くなかった人もいますし、
痛みの種類は個人差があります。
ただ痛みを感じやすい人の
共通点として、３０歳以上であったり
非経産婦であったり、普段の生理痛の
重さによって痛みは変わります。
自分の体が原因だけでは無く、
医師の手技や器具との相性にもよりますし、
あまりに痛みがひどい場合は、
麻酔を使用してくれる病院もあります。
もし痛みが心配な方は、
事前に医師に相談した方が安心です。
いつまでも痛みが続いてつらい場合は、
炎症を起こしていたり傷口が
ひどい場合もありますので、
早めに病院を受診してください。
このように、子宮体癌の検診には痛みを
伴うことがありますが、痛みの程度や
感じ方は個人差があります。
痛みが心配な方は医師に相談すると
麻酔をしてくれる場合もありますので、
事前に病院の情報収集をして
医師に相談してみてください。
子宮体癌の患者は年々増加傾向にあり、
以前は子宮癌の約１０％程度でしたが、
現在は約３０％にまで増加しています。
子宮体癌を他人事と思っていると
そのうち手遅れになっている
可能性があります。
４０歳以上や出産経験がない、
閉経や月経不順の方は特に
発症リスクが高いので、
早めに病院へ検診をしてください。